2025年は巳年で、巳年は新しい挑戦や変化に対して前向きな姿勢を示す年だといわれています。
弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所(当事務所)は、本年4月から法経両輪経営塾を開講します。
経営塾で学ぶことにより会社が成長し社員が幸せになり社会に貢献できるということを学ぶ新しい挑戦の年にしていただければ幸いです。

 

◆ 法経両輪経営塾の概要

◆ 法経両輪経営塾「1泊2日集中型合宿塾」の詳細

■ 対象者
中小企業又はそれに準じる団体の代表者に限定

■ 人数   20名限定
■ 開催日  2025年4月4日(金)・4月5日(土)
■ 開催場所 虎ノ門法律経済事務所会議室
     (東京都港区西新橋1丁目20-3 虎ノ門法曹ビル201号室)
■ 参加費用  330,000円(うち消費税30,000円)
・参加費用に含まれるもの テキスト代・1日目・2日目の昼食。
 2日目の懇親会費及び2日目セミナー会場から懇親会会場への移動タクシー代。
・参加費用に含まれないもの 交通費及び宿泊代
■ 受付開始  令和7年1月15 日~
■ 申込方法  申込フォームから受付(https://x.gd/3xwrR

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◆ 法経両輪経営塾について

1 法経両輪経営研究室の開設

当事務所は、1972年に創業し、2006年3月所属弁護士4名のとき、新しい事務所作りに着手しました。それ以来事務所経営をするうえで、組織として成長するとともに構成員が幸せになるためにはどのようなことが必要であるか試行錯誤を重ね、2025年1月現在、所属弁護士94名、グループ構成員335名を数える組織になりました。

組織を発展させるうえで重要なことは、構成員全員が法令及び事務所内で決めたルールを遵守することにより、構成員が成長し、そのことにより事務所組織が強化され、事務所全体が発展し、依頼者のためになる仕事ができ、構成員も幸せになるという仕組みを作ることです。このような仕組み作りを研究し、この仕組みを更に深く掘り下げ充実させるため、令和6年8月1日、「法経両輪経営研究室」を事務所内に設置しました。

そして、この研究室で当事務所がこれまで行って来た、企業から受けた相談に対し法的経済的専門知識に基いて提案・支援してきた経験、積み上げてきた企業運営のノウハウ等をまとめさらによりよい仕組みとするための研究を続けることにしました。研究室でまとめた法経両輪経営の方式を中小企業経営者に伝え、共有し会社発展をともに研究するために、経営者対象の「法経両輪経営塾」を開設し、以下の要項で当塾第一期生を募集します。

2 法経両輪経営の考え方

第1 組織運営をするうえで中心とするもの

1. 基本的な考え

「すべての人間は平等であり、お互いに尊重する」という考え
① 法律やルールは、人間を幸せにするために制定し、それに従って行動することが人間を幸せにするためのモノサシであることを構成員共通の考え方として持つ。
 従って、法令を遵守することは、会社が発展し社員が幸せになる基本であることを経営するうえでの根本とする。
② 組織を運営するために必要な、組織独自のルール・規則を作る。

2. 法令遵守(コンプライアンス)を会社経営の柱とすることにより、以下の内容で会社が発展することを確認し、実践するための仕組みを作る。

① 信頼性の向上
 法令を遵守することにより、取引先、顧客、投資家など外部のステークホルダーからの信頼が高まる。信頼性の高い企業は、長期的に安定した取引関係を築くことができ、競争力を向上させる。
② リスク管理
 法令を遵守することで、法的な問題や訴訟リスクを回避できる。これは、罰金や訴訟にかかるコストを抑えるだけでなく、企業の評判に対する損害も防ぐことができる。
③ 持続可能な経営
 法令遵守を徹底することで、企業は環境問題や社会的責任にも配慮するようになる。これにより、社会的責任(CSR)の面で評価され、長期的な成長と持続可能な経営ができるようになる。 ④ 社員のモチベーション向上
 法令を遵守することで、社員が安心して働ける環境が整う。労働法や安全衛生規則の遵守は、社員の健康や安全を守り、彼らのモチベーションや生産性の向上につながる。
⑤ ブランドイメージの向上
 法令遵守を徹底している企業は、社会的な評価が高くなり、消費者からの支持を得やすくなる。倫理的な経営を行っている企業は、消費者からのブランドロイヤリティも高まりやすい。
⑥ 将来のビジネスチャンスの拡大
 法令を遵守する企業は、グローバル市場に進出する際にも有利である。国際的な取引においては、法令遵守がますます重要視されており、法令遵守は、企業が新しい市場での信頼を得るための鍵となる。
⑦ 経営の安定化
 法令違反によって発生する罰金や制裁措置のリスクが低いため、安定した経営が期待できる。また、内部統制を強化することにより、不正行為や内部トラブルを未然に防ぐことができ、経営の透明性と健全性が向上する。

3. 法令遵守を実行する社内体制を作るために必要なこと

① リーダーシップ
 リーダーが率先してその価値観を体現することが重要である。経営陣や管理職が率先して人間尊重・法令遵守の文化を実践し、社員に見本を示すことで、全体にその意識が広がる。
② ミッションやビジョンに組み込む
 「平等と尊重」の考えを会社のミッションステートメントやビジョンに組み込み、それを定期的に社内で共有することも有効。これにより、社員は会社の目指す方向性と価値観を日常的に意識するようになる。

3 本セミナーの特徴

(1) 本セミナーは、当事務所で使用している経営計画書・事務所規程集、採用にあたっての内定書等々を使用して講演をします。また、セミナー終了後直ちに使用できる資料をお渡しします。

(2) セミナー参加者20名を4つのグループに分け、2日間午前・午後グループをそれぞれ交替し、グループ全員の方と意見交換できるようにします。  

(3) 1講座80分のうち、60分は講師による基調講演、その後参加者同士でディスカッションし、グループ毎に意見をまとめて発表することで、経営者としてより良い方向を進む道を見つけることができます。

(4) セミナー初日の昼食、2日目の昼食、最終講義終了後の懇親会は、いずれも講師を交えてグループ毎にテーブルをはさんで話し合うことができます。

(5) 当事務所で作成している会社規程を渡し、セミナー終了後当事務所弁護士、スタッフが参加者の会社にとって最も望ましい会社規程・ルールを作るための作成支援、それを定着させる仕組みづくり、その他組織運営をするうえで必要な事項を支援します。

(6) 以下の書籍等を贈呈

1.TLEOグループ経営計画書(配布する構成員の名簿部分を削除したもの)
2.当事務所で作成しているものの中で会社運営上参考となる規程集
3.①上甲晃先生の著作本
  ・「松下幸之助の教訓」
  ・「人生の合い言葉」
  ・「人生に無駄な経験などひとつもない」
  ② 千賀修一編集本
   ・「小規模公益法人500ガイドブック」

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◆ 法経両輪経営塾のプログラム

【1日目】

「法経両輪によって会社を運営し発展させる仕組み」 千賀 修一(10:00~11:30)

(1) 新しい事務所作りを開始してから、現在に至るまでどのようなことを学び、挑戦し、悩み、それを乗り越えてきたか。
(2) 全国に法の支配を及ぼすために日本一の法律事務所を作ることを目指して15年間、法経両輪経営の考え方に基づき経営を進めてきた成果と今後取り組むべき課題。

ランチディスカッション(11:30~13:30)

会員制レストランにおいて参加者をグループ分け。自己紹介の後、講師を交えて食事をしながら経営に関する討論。

「経営計画書の作成・会社を成長させる会社の規定(ルール)作り」 岩元 雄哉(13:30~14:50)

(1) 経営計画書の意義、作成にあたっての考え方、作成すべき経営計画書の内容
(2) 経営計画書を実践し、修正し、浸透させる方法
(3) 法令遵守を前提とした社内規定の整備方法、規定例
(4) 社内規定の適切な運用方法

「社員募集と社員教育の仕組みづくり」 加唐 健介(15:00~16:20)

(1) 会社の成長を支える「理念に共感できる人材」を発掘し、採用する戦略
(2) 採用した人材が成長を続け、会社の一員として力を発揮できる教育体制の構築
(3) 採用や教育に伴う法的リスクへの対応や、制度設計におけるポイントについても実務の経験を踏まえた具体的なアドバイス

「会社組織を強くするための契約書作成」 西村 志乃(16:30~17:50)

ビジネスの場面においては、契約書は取引のための「取扱説明書」であり、合意内容のエビデンスです。この「取扱説明書」が正しく丁寧に作られてこそ、損害やクレームの発生を未然または最小限に防ぐことができるのです。
そこで、取引先との契約書作成にあたっての留意点について、事例を交えながら、わかりやすく解説いたします。

第1部 今こそ聞きたい!契約基本の基

第2部 ビジネス契約の基本と常識

第3部 「損害賠償」って具体的に何?

第4部 事例を踏まえた損害賠償条項への対応ポイント

第5部 その他契約対応時の留意点

【2日目】

「AI導入、DX化について」 鈴木 智也(9:00~10:20)

(1) AIは未知のツールであり、導入までの作業コストや費用、効果の先例が少なく社内議論が進みづらい。調べ方や社内議論の進め方の実践的なコツは?
(2) AI=効率性のメルクマール。誰だって、効率性を重視する会社とビジネスをしたいし入社したい。最新最強のビジネスを目指す。
(3) 当事務所が取り組んでいるAI、DX化の導入について具体例をあげて説明。

「組織図の設計と評価制度の構築」 松村 武志(10:30~11:50)

(1) 組織図と評価制度が企業運営に与える影響 (2) 効果的な組織図の作り方
(3) 評価制度の設計方法 (4) 組織図と評価制度の連携のポイント

ランチディスカッション(12:00~13:50)

虎ノ門ヒルズ内のレストランで会食をしながら、講師を交えてグループ討論

増収・増益を図るための仕組み作り~売上、利益増加を図るための相違工夫・新商品開発 菅原 崇(14:00~15:20)

(1) 増収・増益を図るための創意工夫・新商品開発
(2) 新商品開発 明治おいしい牛乳の開発秘話を一例に
(3) 増収・増益を継続する仕掛けと仕組み作りの具体例

「松下幸之助に学ぶ 志の経営」 上甲 晃(15:30~16:50)

■ 日本の将来を心配した松下幸之助
・84歳で「松下政経塾」を設立した、やむにやまれぬ思い
・このままでは、やがて日本は行き詰る危機感
・「人は、自分のこと、目先のことにとらわれたら、行き詰まる」

経営の三条件

■ 何のために企業は存在するのか
・「松下幸之助の目覚め 命知元年」
・「すべては公のもの、天下の預かりものである」
・「適正な利益は、企業存続の必要条件」
■ 困難こそチャンス
・経営者は、すべてを生かす人   ・好景気良し、不景気なお良し
・松下幸之助成功の三条件

■ 経営者の心構え
言行一致 人に求める限りは、自らやる 「私を見習ってください」

 

銀座交詢社に移動(16:50~)

(交詢社は、明治初期福澤諭吉先生の主唱により銀座の地に創られた日本最古の社交機関である。同社ホームページより。)

講義と会食(17:50~19:30)

交詢社会議室において千賀による、組織を発展させ、構成員が幸せになる仕組み作り、そしてそれを定着させるためにはどうしたらよいか、自らの経験に基づくリーダーとしての心得の講義後、講師を交えて会食。

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◆ 講師プロフィール

千賀 修一

愛知県出身。中央大学法学部卒業・早稲田大学政治学研究科憲法専修修士課程修了。弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所他、TLEOグループの代表。「法の支配を全国へ及ぼす」という理念を掲げ、全国に支店を展開。2024年12月現在、全国に38支店を展開するワンストップ型の法律事務所となっている。弁護士として活動する傍ら、公益財団法人千賀法曹育英会・公益社団法人シニア総合サポートセンター・公益財団法人公益事業支援協会の各法人の理事長。その他(就任順)公益財団法人岡本太郎芸術振興財団監事・筑波大学附属高校評議員・一般財団法人信田福祉財団副理事長・公益財団法人筒香青少年育成スポーツ財団評議員・一般財団法人千賀法曹育成基金理事長・公益社団法人経済同友会会員・皇室の伝統を守る国民の会代表委員として公益活動を行っている。新たに「法経両輪経営研究室」を立ち上げ、法律と経済の両輪を軸に企業経営することの大切さを説く。

岩元 雄哉

愛知県出身。一橋大学法学部卒業、慶應義塾大学法務研究科修了。弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所常務執行役員、社会保険労務士。
事務所の強みである不動産、相続分野に加え、中小企業法務、労働法等幅広い分野の案件を担当するほか、弁護士及び事務局等約20名が所属する当事務所本店菅原グループの副グループ長として、弁護士・事務局の管理指導にあたり、指導した弁護士は30名以上になる。支店長候補弁護士の本店研修期間の指導も担っており、自グループから累計20名以上の弁護士が全国各地に支店を開設し、支店長として活躍している。
そのほか、営業、広告、ITデータ、セキュリティ担当執行役員として、集客、システム構築等の責任者を務めている。

加唐 健介

神奈川県出身。一橋大学法学部卒業・一橋大学法学研究科(法科大学院)修了。弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所常務執行役員。当事務所相続専門部会部会長。
事務所の強みである不動産、相続分野に加え、中小企業法務、倒産処理等幅広い分野の案件を担当する傍ら、弁護士及び事務局等約20名が所属する当事務所本店坂野グループの副グループ長として、弁護士・事務局の管理指導にあたり、指導した弁護士は延べ30人以上に上る。支店長候補弁護士の本店研修期間の指導も担っており、2013年以降、自グループから累計15名以上の弁護士が全国各地の支店長として活躍している。そのほか、人事担当執行役員として、弁護士・事務局の採用・教育・管理等の責任者を務めている。

鈴木 智也

埼玉県出身。早稲田大学法学部卒業、東北大学法科大学院修了。弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所執行役員大宮支店長。公益社団法人シニア総合サポートセンター大宮支部長を兼務。 アメリカのGoogle 本社・ZOHO本社、ZOOM本社等での研修を経て、効率化こそが独創的なアイデアの原動力となることを学び、DX・Al部門責任者として、ナレッジマネジメントによる事務所の発展に取り組む。弁護士としても、ビジネスの効率性と合理性に強い関心を持ち、契約、雇用、コンプラなどあらゆる企業法務の効率化のために最新最強のアイデアを提供できるよう研究している。また、経営者の資産と事業の承継について、経営者と親族だけの問題ではなく、後継者は、承継した資産と事業の経営を通じ、顧客、従業員、そして社会に対し、より一層貢献できるようになり、それが未来への希望につながるという思いで法律家としての支援を心がけている。

西村 志乃

兵庫県出身、東京大学法学部卒業、成蹊大学法科大学院修了。弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所立川支店長。
大学卒業後、NTTに入社。法人営業部隊の契約担当として契約書の雛形一式の作成、法務部門にて契約審査、訴訟遂行担当、下請法に関する公取対応等の業務に従事した後、弁護士資格を取得し、虎ノ門法律経済事務所に入所。入所以降、大手上場企業の契約審査を受任し、累計7,000通を超える審査実績を持つ。契約書審査のほか、企業法務、一般民事、家事事件など幅広く取り扱う一方、企業の営業担当者向けの社内研修の講師等、社内リーガル啓発活動にも積極的に取り組んでいる。

松村 武志

神奈川県出身。東京大学農学部林産学科(木質構造)卒業・中央大学法科大学院修了。
事務所の強みである不動産、相続分野に加え、不動産法務・医療法務・IPO支援等幅広い分野の案件を担当する他、本店不動産部・医療法部の部長を務め、弁護士の管理指導を行っている。
また、不動産法務・医療法務での経験を活かし、東京三弁護士会医療関係検討協議会員(カンファレンス鑑定小委員会委員長)、東京三会住宅紛争審査会連絡会議委員(東京弁護士会住宅紛争審査会副委員長)、世田谷区行政不服審査会委員を務め、裁判所との協議など公益活動にも注力する傍ら、中央大学法科大学院実務講師、中央大学文学部兼任講師を担当し、法曹や専門家育成にも積極的に取り組んでいる。

菅原 崇

東京都出身。東京水産大学(現東京海洋大学)食品生産学科卒。弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所 副所長。
大学卒業後明治乳業株式会社及び株式会社明治に技術系総合職として勤務し、明治おいしい牛乳などの白物飲料、冷凍食品、栄養食品などの商品に携わる。重度の障害を負い、業務遂行が不可能になったため、2011年同社を退社する。その後、司法試験挑戦を決意して、2012年4月横浜国立大学法科大学院に純粋未修者(法学部などの法律系学部で法律を学習したことがない者)として入学した。2015年3月横浜国立大学法科大学院を修了。同年5月、司法試験に音声受験(音声認識ソフトにより論文を作成して受験する方法)で挑戦し、初回受験で合格して日本初の音声受験合格者となる。
本店での勤務を経て、同事務所海老名オフィスの代表弁護士として、依頼者の幸福のために最高品質弁護をモットーに弁護活動を行っている。海老名オフィスは開設以来、7年連続で増収増益を継続しており、当事務所において最も大規模〈所属弁護士7名-構成員22名〉な支店となる。
その他の活動として、執筆や講演活動、公益法人・NPO法人監事、各種法人顧問、障害者団体での活動等を積極的に行っている。

上甲 晃

大阪生まれ。京都大学教育学部卒業後、松下電器産業に入社。広報、販売を担当する。1981年、財団法人松下政経塾に入職。松下政経塾は、来るべき21世紀のリーダーとなる政治家や経営者を育てるため、松下電器の生みの親松下幸之助氏が、私財約70億円を投じて80年に創設。同塾では21歳から35歳までの塾生が研修を受ける。氏はこの松下政経塾で、長年にわたり人材育成に携わる。教務部長、塾頭、副塾長、常務理事を経て、1995年に退職。
退職と同時に松下政経塾で培った経験を生かして志ネットワークを設立し、代表に就任。これからの時代にマッチした教育をさらに追及し、1996年“志の高い国づくり”は、日本人一人ひとりが志の高い生き方をすることから始まるとの考えに立ち、青年塾を創設し25年にわたり多くの志ある青年(塾修了生合計2,000名)を育成。

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