2021.08.11

遺言書作成のお悩み

弁護士 板橋 晃平

1. 遺言書作成には悩みごとが付きもの!

今回は、当事務所でも数多くお問い合わせいただいております遺言に関するご相談のうち、ご相談者様のお悩みとしてよく耳にする、「望みどおりの遺言書の作り方」「遺言書作成後の相続で家族が揉めない方法」を少しだけご紹介させていただきたいと思います。

2. 対策その1:「望みどおりの遺言書の作り方」とは?

望みどおりの遺言書の作り方を一言で述べますと「弁護士や公証人等の遺言のプロから遺言内容のチェックを受けること」です。

(1) どのようにして遺言書を作るのか?

遺言書の作り方は大きく分けると2つあります。

(2) どちらの遺言書がおすすめなのか?

自分の望みどおりの遺言を作るのであれば、「遺言のプロから遺言内容のチェックを受けること」ができる公正証書遺言による遺言書の作成をおすすめいたします。
 
自筆証書遺言の場合、弁護士等の遺言に関する法的知識を持つ第三者による適切なチェックを受けていないと、法律上無効とされることや遺言内容の解釈に疑義が生じるおそれがあり、思いどおりの遺言内容を実現できない場合があります。
 
他方、公正証書遺言は、遺言書作成のプロである公証人が作成するものです。公証人は、遺言をのこしたい方のご希望を法律上有効なものとして遺言書に記載できるかチェックの上、遺言書を作成します。
 
遺言のプロに作ってもらう方が、自分で遺言を作るよりも望みどおりの遺言書を作成できるので安心できます。
なお,公正証書の案文作成を弁護士に依頼した場合、公証人のみならず弁護士も遺言内容を確認することとなるため、遺言のプロによるダブルチェックを受けることができ、より安心できます。

3. 対策その2:「遺言書作成後の相続で家族が揉めない方法」

「家族が相続で揉めない方法」を一言で述べますと遺言をのこす方が「遺言書を作成した理由を客観的な資料として手元に残すこと」です。

(1) どうして遺言書を作成しても相続で揉めるのか?

のこされた家族等の相続人が相続時に揉めるのは、主に「なぜ、遺言をのこしたのか納得できない。」という感情的なわだかまりが理由として挙げられます。

(2) 揉めないためにはどうしたらよいのか?

このような感情的なわだかまりを解消するためにも、遺言をのこす方が「相続時に家族が遺言書を作成した経緯」「遺言当時に遺言能力があったこと(=遺言内容を理解していたこと)」等の客観的な資料を何らかの形で手元に残すしておくことが望ましいです。
必要に応じて遺言後、遺言をのこした方が、家族に対し、遺言の経緯や遺言能力があったことを説明することで、のこされる家族に遺言内容を納得させることができます。
 
これらの客観的な資料として挙げられる具体的な例を以下で紹介します。

ア. 遺言書を作成した経緯に関して

イ. 遺言能力があったことに関して

4. 遺言書作成の悩みは対策すれば解消できます!

プロの協力を得て遺言書を作成し、遺言をのこす理由を客観的な資料として手元に残しておくことで、望みどおりの遺言書を作り、自身の相続で家族が揉める可能性を少なくすることができます(※)。
 
もっとも、以上のような遺言書作成対策には多くのノウハウと実行するための手間がかかります
 
遺言書作成に悩まれている方は、弁護士にご相談ください。相続・遺言問題の解決実績がある弁護士に依頼すれば、最適な遺言対策方法をご提案することができます。
ご相談は無料ですので、まずは虎ノ門法律経済事務所へお気軽にご相談ください。
 
※望みどおりの遺言書を作成するといっても法律による制約の範囲内に限定されることや、相続時の紛争を回避したいと思っても相続人の感情まで制御できませんので、必ず、遺言内容について紛争を回避できるわけではありません。
 
  
※この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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